医師が辿り着いた手技療法:操体法

操体法とは仙台市で医師であった橋本敬三先生が独自の人体概念を研鑽する中、辿り着いた「人間哲学」であり、それを実践する為の「方法論」でもあります。

「病気・症状を治す」

という主目的が明確な手技療法・民間療法に比べると多分に

「人間」「健康」「生きる事」といった「哲学」

を内包する包括的な知識体系であるといえます。

元々は仙台市で医師として活躍をしていた橋本先生ですが、
自身が修めていた西洋医学の治療によって症状が改善しない患者さんを目の当たりにし、
西洋医学の限界を感じる事が多くなっていたそうです。

そんな時、西洋医学では中々改善しなかった患者さん達が
東洋医学・民間療法へと流れていき、今まで改善を見せなかった症状が途端に改善を見せている姿を目にしたのがそもそものきっかけとなりました。

「東洋医学には西洋医学にはない可能性があるのではないか?」

そう感じた橋本敬三氏は徐々に東洋医学の研究・人体構造の研究へと没頭していく事になったそうです。

操体法の確率

そして長年の人体の研究と臨床の末、辿り着いた哲学・治療体系が

「操体法」

というわけです。

  • 「治療などは下の下」
  • 「体の設計にミスはない」
  • 「体の自然の指示を読め」

操体法の真髄はこの橋本敬三氏の言葉の中に根付いています。
※引用:『誰にもわかる操体法の医学【愛蔵版】』橋本敬三著:P2-l6

 操体法の本質は「生き方の処方箋」  

上大類整体院で紹介をする操体法とは

「手技療法・整体療法(動)」

としての部分となります。

つまり、操体法とは「手技療法」としての部分も内包した、
より大きな哲学・概念の体系から成るものなのです。

当院ではそれを

「生き方の処方箋」

と呼んでいます。

  自己責任生活(息・食・動・想+環境)

 

そして、それを示したものが操体法の基本理念となる

「息・食・動・想」そして「環境」となります。

  • 「息」: 呼吸法を通じて心身の調和を図る
  • 「食」: 質・量ともにバランスの取れた食を通じて心身の調和を図る
  • 「動」: 生まれ持った構造に従った動きを通じて心身の調和を図る
  • 「想」: 「心地よい・前向きな」心持を通じて心身の調和を図る

これら4要素は日々繰り返される、個人の内的な環境を示す事から

「内的環境」

もっと突き詰めると、この4つの要素は自分以外は変わりにいてくれないという意味で

自己責任生活

とも呼ばれます。

そしてこの4要素と深い関わりを持つ要素が

  • 「環境」:上記の4要素を内的環境とした場合、
    外的環境とあたる外部(生活)環境。

となります。

つまり、操体法の全体とは「内的環境」の調和を図り、
そして「外的環境」との調和も図り、日々繰り返されていく

「生きる」

という営み全てにおいて「調和」を持って生きていくという事なのです。

当院ではその中でも特に

「動」

に焦点を当てた「手技療法・整体療法」としての操体法を紹介していきます。 

 体の動きに逆らわない、「体の感覚」に従う

操体法の特徴とは「西洋医学」のリハビリテーション・モビリゼーション等の関節運動学とは全く正反対のアプローチにあります。

西洋医学でお馴染みのリハビリテーション・モビリゼーションは
関節の可動域限界(関節が動かせる限界点)まで一旦伸ばし、
そこから徐々に可動範囲を押し広げていくという方法が一般的であり、
時にそれは痛みを伴う場合もあります。(いわゆるストレッチ法)

「そのままにしておくと、関節が固まってしまう」

「痛くても、動かせば拡がる。我慢!」

という考え方が基本にあるからです。

操体法の「痛み」に対するアプローチ法

一方の操体法ではどういったアプローチかというと。

「痛み・引っかかりを感じない方向への動作」

「身体が楽に動く方向への動作」=逆モーション

何ともいえない快感覚が生じる方向への動作

これこそが自然治癒力を発揮する道筋だとしているのです。

東洋医学の色合いが濃い操体法では

「身体の痛み」

を肯定的に受け止めます。

「痛みとは身体の限界を知らせてくれる 『危険信号=体からの指示』 である」

と考えているのです。

痛みを感じるからこそ「姿勢」「行動」に制限をかけられるのであり、
痛みがなければ、身体にどこまでも無理を強いてしまう。

「痛み」は身体の無理を止めてくれるブレーキとして存在している

「有り難い存在」

というわけなのです。

結果、身体の発する『危険信号=痛み』のある方向へは身体を動かさず、
痛みの無い、「楽」「快」に感じる・体が動く方向へと身体を動かしていくという、この操体法特有の動きが生まれてくるのです。

操体法ではこの

「身体の声に従う」

動きこそが、

人間が本来持ちえた「自然治癒力」を最大限に発揮する為の道筋であると考えています。

つまり、身体は「痛み」「楽」「快」の感覚を使い分ける事で、
自然治癒力を発揮する為の道筋を示してくれている。と考えるわけです。 

  「運動系の歪み」に着目をする操体法

操体法の基本的な概念は「東洋医学」の影響を大きく受けており、

「身体全体を1個」

「すべて関連している・繋がっている」

と捉えて「正常な身体(健康)」について考えています。

その中でも身体に引き起こされる異常について、
その主な原因として着目をしているのが「運動系の歪み」です。

運動系とは骨格〜筋肉等を含めた横紋筋系組織
橋本敬三氏は運動系を「横紋筋系」と「平滑筋系」とに分け、その中でも特に「横紋筋系」について研究を深め、「骨格」「骨膜」等の硬組織と「筋肉」「筋膜」「関節」「腱」「靭帯」等の軟組織をまとめて「運動系」として定義しました。

操体法では「運動系の歪み」が身体の複雑な繋がり合いの中で連鎖反応を起こし、人体の外側の皮膚から始まり、内蔵まで影響を及ぼす、日常生活に支障をきたすような症状をもたらすと考えています。

また、

「皮膚表面から始まり内臓へと連なる場合もあり」

「内臓から始まり皮膚へと連なる場合もあり」

としており、

「症状の根本的な原因は身体の様々な部位に潜むとしています。」

逆モーションによる施術が特徴

痛くない方向へ導く特徴的な整体法
操体法の治療で最も象徴的な整体法が

「逆モーション施術」

と呼ばれる基本的な手技です。

通常、ストレッチや関節運動のリハビリテーション等の際には、
「関節の可動限界」までまず運動をさせて、
そこからゆっくりゆっくりと反動をつけずに関節の可動範囲を広げるようにして力を加えていくものが一般的です。

ですが、操体法の場合は全く逆の方法論を打ち出しているのです。

それが「逆モーション施術」であり

  • 痛くない方向へと体を導く手技

なのです。

そもそも、関節の位置が通常の状態よりずれている場合、その関節に繋がる「筋肉」を中心とした軟組織は当然、緊張状態による変化を起こしています。

その結果、「収縮・コリ」を起こしている筋肉等の軟組織によって
関節の動き(可動性)が更に制限されてしまい、
屈曲/伸展/回旋/回転といった各関節運動の運動が十分になされません。

可動域の制限の他に、「痛み」等が自覚される場合もあります。

操体法ではこの「痛み」を

『身体が発する危険信号』

として受け止め、遠ざけます。

その結果、操体法は

「身体にとって危険がなく」

「確かな施術効果」

を上げる事ができる「逆モーション治療論」に辿り着いたというわけなのです。

痛みの無い方向へと

「気持ちよく動き」

「溜めて」

「開放する」

操体法では「可動制限・痛み」といった「異常感覚」が起こる関節運動を把握した後に、それとは全く逆の方向へと「自力」での運動を促し、ゆっくりゆっくりと体を動かしていきます。

この際に、全身の連動を使って体を動かしていくのが操体法の特徴です。

そして、一番「気持ち良く」、抵抗感なく動かせる所まで来た時点で

「抵抗」を加えて押し返させます。(橋本敬三氏は「力をためる」と表現)

※この場合の「押し返す」とは抵抗に対して「拮抗する=アイソメトリック運動」の状態で「力をためる」事を指します。決して「エイヤッ!」と押し返してはいけません。

最後に一呼吸,力をためた後に

「瞬間的orゆっくり脱力」

をさせ、力を抜くと「軟組織の緊張異常」「硬組織の配列異常」が同時に改善され、異常感覚が軽減・消失をするとしています。

※「脱力」も操体法においてとても重要な要素です。

この「逆モーション」こそが操体法の基本的な施術法であり、最も重要な施術法といえるでしょう。

操体法は誰が行っても(初心者の方でも)、その人なりに効果を実感する事ができる「間口の広い」施術法です。

「ヘタは下手なりに効く」

というのも操体法の特徴?です。

そして、

自身の身体に関心を向け、操体法を通じて探求をすればする程に、その効果の出方が変化していく、非常に奥深い施術法でもあるのです。


 

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